涼宮ハルヒシリーズに関すること

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涼宮ハルヒシリーズの舞台は西宮だが、登場人物はなぜか標準語を話している。例えば、「ちょっと奥に行けば誰も来やしないわ。天然の更衣室よ。さ、行きましょ」というセリフは、「ちょっと奥に行っとったら誰も来いへんわ。天然の更衣室やんか。ほな、行きまひょか」じゃないのかい本来。いや、適当だが。

 

SOS団(神=涼宮ハルヒ、宇宙人=長門有希、未来人=朝比奈みくる、超能力者=古泉一樹、ポニーテール萌え変態=キョンが所属しているBoonワープでループな集まり)

 

涼宮ハルヒ
SOS団団長。谷川流ラノベ涼宮ハルヒシリーズの中心人物。高校入学時の自己紹介で「この中に、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら私のところに来なさい」と言ってクラス全員をドン引きさせる。端的に言って変人。だが、成績優秀で容姿端麗。加えて、運動部から熱心に入部を勧められるほどの運動神経を持つ。入学時に全ての部活に仮入部した。でも、つまんねえから自分で部活を立ち上げる。その名もSOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)。ハルヒは、現実を自分の願望通り世界を改変・創造する能力を持つ。無から有を作り出せる(マジで神じゃねえか)。例えば、みくるビームがあって欲しいと望めば、本当にみくるビームが出るし、猫が喋って欲しいと思えば猫が喋る。しかし、SOS団の中でハルヒのみが自分の能力に気がついていない。気づいてしまうと現実世界に混乱をきたすという理由で秘密にされているんだってさ。鬱憤が溜まると閉鎖空間を生み出し、「神人」という名の巨人が暴れだす。放置しておくと現実世界と閉鎖空間が入れ替わってしまうので、機関の超能力者たちが神人を退治して閉鎖空間を消滅させる。「涼宮ハルヒの憂鬱」クライマックスで、この世とは違う時空間を生み出し、キョンのみがその空間に招待される。古泉曰く、「新しい世界で唯一一緒にいたいと涼宮さんが思ったのはあなた」だから。キョンは、長門有希の「スリーピングビューティ」や、朝比奈みくる大人バージョンの白雪姫のヒントを元に、「俺、実はポニーテール萌えなんだ」と言ってハルヒにキスをし、現実世界に戻ってくることができた(なんだそりゃ)。ハルヒはこのことを夢だと思っているが、翌朝ポニーテールにして登校した(ねえねえお姉さん、天上天下唯我独尊のハルヒが、キョンの好みに合わせる理由って、一体何なのかな?)。ハルヒ、似合ってるぞ、とキョン(うるせえよ(笑)とツッコミを入れたくなるナイスなシーン)。北高祭(文化祭)に出品した映画「朝比奈みくるの冒険エピソード00」を撮っている最中に、みくるの扱い方を巡ってキョンと大喧嘩になるが、翌日和解した途端、秋なのに桜が咲く。その和解直前に、キョンの機嫌をとるためにポニーテールにしようとしてたあたり、やっぱり露骨にキョンのことが好きなんだな。別時空間を生み出したときだって、キョン朝比奈みくるのイチャイチャ(しているように見えた)にぶち切れたことが原因だしな。因みにハルヒのおかんが味音痴なため、ハルヒは自分で食事を作っている。スゲー美味いらしい。性格に角が取れれば、いい嫁さんになるんじゃないかな。いや、知らんけど。

 

キョン
SOS団平団員。本編の語り部であり主人公。持ってる力はヘチマなみ。2003年の作品発表から今に至るまで本名は明かされていない。普通の高校生だが、涼宮ハルヒに無条件で気に入られ(七夕のときに朝比奈みくると3年前にタイムトラベルをして中学1年生のハルヒと出会っている。その際、ジョン・スミスと名乗る)、SOS団に加入させられる。ハルヒに「これからは放課後この部室に集合ね。来なきゃ死刑だから」と言われて「わかったよ」と答えてしまうあたりコイツも普通に変人。その部室は、そもそも文芸部の部室なんだよな。ハルヒに振り回され、非現実的な様々な体験をして、「やれやれ」とか言っているが、12月、エラーが蓄積された長門が、涼宮ハルヒの能力を奪って、ハルヒが素っ頓狂な能力を持っていない普通の世界に改変しちゃったとき(「涼宮ハルヒの消失」)、ハルヒが身近にいる非現実的な世界に回帰することを望んで、改変前に辛うじて長門が残していた脱出プログラムを起動して世界を元に戻したあたり、キョンも素っ頓狂なハルヒのことが好き。ゆえに相思相愛。しかし、「消失」で改変されたあと、北高ではなく光陽園学院に通う設定にされていたハルヒにも「ポニーテールにしてみないか」と躊躇なく提案するあたり、ガチの変態である(ハルヒも素直にポニーテールにするしなあ)。「涼宮ハルヒの驚愕」で、閉鎖空間内でハルヒを守ったときに一瞬未来へ飛ばされて、大学生のハルヒと邂逅するが、そのとき同じ時間平面上の自分も見ている。なので大学も一緒な模様。結婚するんじゃないかな。

 

長門有希
SOS団の無口キャラ。1人だけしかいない文芸部員。宇宙に存在する肉体を持たない高度知的生命体=情報統合思念体から、涼宮ハルヒを監視するために生み出された対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイス。一言で言うと宇宙人。あらゆる構成情報を変化・再構成させることができる魔法使いでもある。ハルヒを除き、SOS団最強のキャラクターで、困ったときの長門だのみ「長門大明神」と言われる。長門キョンが好き。当初メガネをかけていたが、朝倉に殺されかけていたキョンを救ったあと、キョンに「メガネしてない方がかわいいと思うぞ。俺には眼鏡属性ないし」と言われてからメガネをしなくなる(素直)。ただし「眼鏡属性」の意味はわかっていない。ハルヒが何かをやり残したと感じていて(結局、キョンと一緒に宿題をやることだった。やれやれ)、夏休み最後の2週間を1万5千数百回繰り返した(「エンドレスエイト」)後、唯一すべての記憶を保持していたため(ざっと600年分ですぜ)、バグがたまり、12月、涼宮ハルヒの創造能力を奪い世界を改変してしまう。そのバグの原因には芽生えた「(80%がキョンに対する恋愛)感情」も含まれる。改変後の世界では普通の読書好きの少女。そのとき、全世界のヲタクをして「長門俺の嫁」と言わしめるほどのキャラ(個人の感想です。アニメ1期が放映された2006年から「長門俺の嫁」という言葉があったらしいので)に変貌したが、キョンは元の長門の方が好きだったらしい。「涼宮ハルヒの消失」以降、キョン長門のことを異様に気にかける。キョン長門が好き。そりゃ朝倉の攻撃から守ってもらい、みくるビームで脳味噌焼かれるのを防いでもらっていれば、惚れてまうやろ。故に相思相愛である。

 

朝比奈みくる
SOS団の萌担当お茶汲みメイド兼書記。涼宮ハルヒによって規定事項(歴史的事実)が改変されることを阻止するため、この時間平面上やってきている未来人。規定事項が変わると未来が変わっちゃうからね。だが、上司(さらに未来の朝比奈みくる大人バージョンとキョンは推測している)から指示された自分の行動の意味がよくわかっていない。古泉によると、未来人の意図を過去人に察せられないため、意図的に無知なみくるが送り込まれているとされる。また、キョンを籠絡させるため、小柄で可愛らしい朝比奈みくるを送り込んでいるとも解説している。ハルヒに意見できるのはキョンだけなので、キョンを拐かせば思いのままかもね。自分の権限で語れないことは「禁則事項です」と言ってかわす。本当の歳を明かすことが1番の禁則事項であるらしい。SOS団結成当初、ハルヒにバニーガールの衣装を着せられビラ配りを強制されたり、エンドレスエイトのとき「未来へ禁則事項(TPDD?)で禁則事項(超時間平面通信?)をしてたんだけど、最近禁則事項(超時間平面通信?)がないなおかしいなと思っていた」ら、ハルヒによって未来そのものが消滅していたり、映画撮影と称してパンチラコスプレさせられたりするあたり、非常に気の毒な人でもある。チューくらいならしちゃってもいい(ただし眠っている間だけ)と思える程度に、みくるもキョンのことが好き。または、お嫁に行けなくなったらもらって欲しい程度に。「消失」でキョンが朝倉に刺されたときは、そりゃもう大騒ぎだったさ。無論、キョンも、みくるのセクシー写真をPCの「mikuruフォルダ」に隠し持つほどみくるが好き(キョンも思春期だからだな)。故に相思相愛である(と言った方が面白いが、恋愛感情というよりも強い信頼関係にあるといだ方が正確か)。

 

古泉一樹
SOS団副団長。ハルヒが作り出した閉鎖空間に進入し、「神人」を倒すという超ニッチな超能力を持つ。攻撃の際のかけ声は「フーモッフゥ」。この能力も、ハルヒによって創造されたという。なぜそれがわかるかって? わかってしまうのだから仕方がない。アニメCV小野Dによると、「キモカッコいい」キャラとのことだが、キャラクター人気投票では、脇役の鶴屋さんキョンの妹よりも下位に来ることがある。ハルヒがもたらす数々の奇怪な出来事についての解説役でもある。「消失」では、ハルヒとともに光陽園学院に通い、一緒に下校する仲。古泉が所属する「機関」は、ハルヒが生み出す閉鎖空間を処理するとともに、常にハルヒや関係者を監視している。古泉以外にも北高に潜り込んでいる協力者がいる(生徒会長など)。「機関」から、ハルヒキョンと同じ歳ということで北高に転校生として送り込まれ、転校したその日にハルヒによってSOS団にスカウトされる。タメ歳のキョンハルヒに敬語を使っているが、内心疲れているらしい。「驚愕」では今までにない活躍をして(キレて未来人藤原をぶちのめす。いつもの笑顔はクセのような感じなのにねえ)、人気がやや上がった。朝比奈みくる大人バージョンによると、未来からは最重要人物とみなされていて、まだ謎が残っている。コイツもキョンが好き……アッー!

 

その他の人々

 

谷口
キョンと同じクラスの男子。東中で3年間ハルヒと同じクラス。高校1、2年も同じクラス。きっと6年間同じクラスだな。クリスマス前、彼女ができるが、「(キョンと)間違えた」と言われ振られる。入学当時、中学時代のハルヒの奇行をキョンに語って聞かせた。ハルヒは告白してきた男子と必ず付き合うことにするが、長く持って2週間。最短だと5分で破局したとか。高校入学時、すべての1年女子をランク付けした変態である。

 

国木田
キョンと同じ中学から北高に来た。「キョンは昔から変な女が好きだからね」とキョンの趣味をバラす。成績優秀なのに、ありふれた県立高校である北高に入学した理由は、憧れの存在である鶴屋さんがいたからという後付け設定(「驚愕」でその描写がある)をされた。ストーカーだったのか。

 

鶴屋さん
鶴屋財閥次期頭首。ティーン雑誌の表紙を飾れるほどの美少女。朝比奈みくるの同級生で仲良しニョロよ。SOS団名誉顧問。鶴屋家は、古泉が所属する「機関」の間接的なスポンサーだが、ハルヒの問題には関わらせないという取り決めがあるようである。鶴屋さん自身は、はるにゃん(涼宮ハルヒ)、ゆきっこ(長門有希)、みくるが只者ではないことに気づいていて、キョンにそのように話し驚かせている(「涼宮ハルヒの陰謀」)。もしかしたらすべてのオチを知っているのかもな。鶴屋家所有の鶴屋山からオーパーツが発見される。そのオーパーツについて、二次創作である「涼宮ハルヒの微笑」で綺麗に伏線回収され、作者の谷川流はこれに創作意欲を削がれ、以降、ハルヒシリーズの新作長編が書けなくなったと噂されている。いや、マジで。

 

朝倉涼子

長門同様、情報統合思念体の対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスキョンのクラスの委員長。谷口一押しの女子(谷口によるとAA+。因みに長門はA-)。ハルヒに変化がないことに苛立ち、キョンを殺すことにより、ハルヒによる情報爆発を誘発させようとするが、長門に察知され防がれる。長門とのバトルシーンは、日本アニメ史上に残るエピソードとされる(個人の感想です)。バトル後に長門に消滅させられるが、長門が世界を改変した「消失」で再登場。今度は本当にキョンをナイフで刺す。「驚愕」で再々登場。やはりキョンをナイフで刺そうとするが、周防九曜からキョンを守ってもいる。でも、キョンは怖くて朝倉と目を合わせることができなかった。

 

コンピュータ研究部部長
みくるセクハラ事件をでっち上げられ、それをネタに、ハルヒにPCを強奪されるかわいそうな人。SOS団のHPを監視していて、ハルヒが作ったSOS団エンブレム(長門によると、436テラバイトの情報を持つ)の影響で、長門とは別の情報思念体に取り込まれ、全長5メートルもある巨大カマドウマになってしまう。また、文化祭終了後、PCを取り返すため、コンピ研自作のゲームでSOS団に勝負を挑み、当初チート機能で優位にゲームを進めるが、長門によってゲーム中にデータを修正され(戦闘中にストライクガンダムのOSを書き換えたキラ=ヤマトみたいだな)、結局敗北し、新たにPC4台をハルヒに献上することになる。長門にコンピ研の部活に参加するよう呼びかけ、長門は「たまになら」と了承する。「涼宮ハルヒの分裂」で、3年生になってもまだ部長を辞めておらず、たまにコンピ研の部活に参加していた長門が開発したOSを絶賛し、コンピ研部長を長門に譲りたいと申し出る(キョンに)。

 

喜緑英美里
コンピ研部長の彼女を自称し、部長氏がカマドウマに取り込まれた際、行方不明になったとSOS団に相談する。しかし、コンピ研部長に彼女はおらず、実は長門や朝倉と同じく情報統合思念体有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスであることが判明する。「消失」以降、異時間同位体(過去か未来かの自分)と同期することをやめた長門から、一定の権限譲渡がなされた。生徒会で書記を担当している。「驚愕」では、ハルヒを守るため長門、朝倉とともに三重の防壁を築いた。

 

キョンの妹
キョンの妹。小学5年生。SOS団のスタメンとして上ヶ原パイレーツと戦った。成長した姿が朝比奈みくるなのではないかと噂され、SS「涼宮ハルヒの微笑」では、朝比奈みくるキョンの妹の子孫とされている。どちらにしろ原作にはない設定なので無視してよかろう。

みよきち
キョンの妹の同級生で、キョン家の近くに住んでいる。作中一の美人とされ(こじん)、大きなお友達に好まれているが、アニメでは未登場なためピンとこない。涼宮ハルヒ編集の文芸部機関紙に掲載された、キョン作「恋愛小説」のヒロイン。やっぱりハルヒは焼き餅を焼いた。

 

佐々木
自称、キョンの中学時代の親友。2年生になる前の春休み(「涼宮ハルヒの分裂」)、西宮駅がモデルの駅でキョンと再会する。「僕」と自称していることからしばらく男だと読者は思わされるが、実は女子だという谷川流叙述トリックで登場する。小泉によると誰もが美少女と認識するほどの容貌をもつ。ハルヒと同じように閉鎖空間を作り出すことができる。佐々木もご多聞にもれずキョンが好き。別の宇宙人(周防九曜)、別の未来人(藤原)、別の超能力者(橘京子)が取り巻きにいて、その取り巻きが、ハルヒの創造能力を佐々木に移譲するようにキョンに申し出る。特に藤原が強硬派。藤原は朝比奈みくる大人バージョンを「姉さん」と呼び、姉が存在する未来を降り戻したがっている。キョンは断り、佐々木の取り巻きは、SOS団との全面戦争になるが、佐々木は、キョンハルヒを選ぶことを察している。実は、ハルヒと小学校が同じで、ハルヒに一目置いていたという過去がある。キョンの口癖「やれやれ」は、佐々木の口癖がうつったものである。

 

渡橋泰水
「驚愕」で登場。SOS団結成2年目、ハルヒが作った新入生入団テストで唯一合格した1年生。SOS団HPをリニューアルし、その際、キョンがPCに隠していた「mikuruフォルダ」を発見する。その正体は涼宮ハルヒが生み出したハルヒ自身の分身。わたはしやすみず→わたしはすずみや、というアナグラム。「驚愕」の事件解決でハルヒと同化し消滅する。

 

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動物

しゃみせん
雄の三毛猫。「朝比奈みくるの冒険エピソード00」撮影時に、ハルヒから、長門の使い魔として選ばれた。キョンから「猫缶を奢ってやるよ。それとも煮干しがいいか?」と問われ、「どちらでも構わない」とおっさんの声で返答した。

 

日本狼
絶滅種のはずだが、ハルヒの力によって雪山に復活した。

 

リョコウバト
絶滅種。ハルヒの力によって神社の境内に復活した。

 

団体

 

上ヶ原パイレーツ
大学生(関西学院大学がモデルとされる)の草野球チーム。強豪であり、ハルヒの思いつきで出た草野球大会の前年優勝チーム。SOS団と1回戦で対戦する。ハルヒ以外ヒットが打てず、敗色濃厚となったが、負けることがなによりも嫌いなハルヒの鬱憤によって、これまでにない大規模な閉鎖空間が生み出され、世界が崩壊しかけるが、それを防ぐために長門がインチキマジックを使い勝利する。だが、キョンは2回戦進出を上ヶ原パイレーツに譲った。なぜかハルヒも「あんたがいいならそれでいいわ」とか納得する。優勝目指してたんだろ? 納得してんじゃねえよプンプン。

 

機関
古泉が所属する涼宮ハルヒ閉鎖空間を処理する集団。SS「涼宮ハルヒの微笑」では、未来からやってきたキョンによって設立されたことになっている。作者谷川流はこの設定により(以下略)。古泉以外の機関の所属者として、森園生、荒川、田丸兄弟の存在が判明している。ハルヒの閉鎖空間発生抑止として、ハルヒが退屈しないようにエンターテイメントを提供することもある。「孤島症候群」ではミステリーを仕掛けた(ハルヒは名探偵)。また、文芸部に具体的な活動がなく、廃部にすることを「生徒会長」から告げさせて、文芸部(中の人はSOS団)を存続させる条件として機関誌を作成させることにした(「編集長☆一直線!」)。機関誌は、作成した分すべて即完売(カネはとらんが)となって、ハルヒを大満足させる結果となった。また、「涼宮ハルヒの陰謀」では、機関の対立組織に誘拐された朝比奈みくるを救出した。

 

天蓋領域
長門情報統合思念体とは別の思念体。その対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスである周防九曜を、キョンの前に送り込んでくる(「分裂」及び「驚愕」)。長門はこの天蓋領域との交渉担当で、その処理に大きな負荷がかかりオーバーヒートしてしまう。周防九曜は、キョンと間違えて谷口と交際を始めるが、クリスマスプレゼントを受け取った時点で間違いと気づき振る。勿論プレゼントは返さない。谷口がかわいそうだよな。いやー悪い悪い。

 

用語など

 

TPDD
タイムプレーンデストロイドデバイス。タイムマシーンみたいなもの。朝比奈みくるによると、時間は連続したものではなく、アニメーションのように「静止画=時間平面」の積み重なりでできている。TPDDは、その時間平面を突き破って3次元方向に移動することで時間跳躍を可能にするデバイスである。物理的なものではなく、使用者の脳内に構築されているシステムであるとされている。ハルヒが情報爆発を起こした3年前以前には遡ることができない。大きな時間断層ができてるんだってさ。TPDDの基礎理論は、文芸部機関誌の編集後記で、ハルヒによって考案された。

 

TFEI端末
古泉が所属する機関が、長門たち対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスをそのように呼ぶ。なぜかって? 対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスじゃ長いからさ。知らんけど。キョンは、その呼び方について、蔑称であると受け取っている。

 

ひさかたの光のどけき春の日にしず心なく花のちるらむ
紀友則作。キョン百人一首で唯一はっきりと覚えている歌である。どうも、ハルヒ=
春日の名称は、この歌から取られたっぽい。因みに、梅図かずお作「わたしは真悟」の主人公=悟の母の名も「春日」である。

 

文芸部機関誌
「童話」担当、朝比奈みくる
「ミステリー」担当、古泉一樹
「幻想ホラー」担当、長門有希
「恋愛小説」担当、キョン
「編集後期」担当、涼宮ハルヒ

 

オーパーツ
鶴屋家の先祖が300年前に山に埋めた、チタニウムセシウムの合金。300年前にその合金を加工することはできない。SSでは伏線回収されちゃったけど、作者谷川流はどうやってこれを回収するつもりなのか。涼宮ハルヒシリーズが続くかどうか怪しいので、SS「涼宮ハルヒの微笑」が正典になったりしてな。